受験勉強とやり抜く力

親なら誰でも子供の将来は心配ですよね。
 
子供を大学まで進学させたいと思う親にとっては、将来やってくる受験のことが気がかりでしょう。
 
子供が勉強に向いていなかったらどうしよう?なんて心配になるかもしれません。
 
でも、そこはあまり心配しなくても大丈夫です。
 
私も自分自身の大学受験を終えたずっとずっと後になってから気づいたことなんですけど、大学受験って、勉強が得意かどうかはあまり関係ないんですよね。
 
ホントですよ!
 
 
 
知能が高くて勉強が得意な人は確かにいます。でも、そんな人はほんのわずかです。
 
そんなことより、多くの、いやほとんどの子供たちにとって大切なのは、長期に渡って努力を続けながら目標を達成する能力です。
 
大学受験なんて、努力と根性とちょっとした戦略で、それなりの結果をだせます。
 
「勉強ができない」とか「難しいことはわからない」などと思い込んでいる子供のほとんどは、できる子の10分の1も努力していなかったりします。
 
ほとんどの場合、勉強ができないのではなくて、目的を達成するまで努力を続けることができないだけです。
 
 
 
将来、お子さんに大学進学を期待するのであれば、できるだけ早い時期から何かをやり抜いて成し遂げる習慣をつけていきましょう。
 
幼稚園や小学校の頃に必要なことは、このような生活習慣の確立です。
 
さらに言ってしまうと、受験のために必要なのは「興味もなければ好きでもないことを、やりたいことを後回しにしてでも最後までやり抜く習慣」です。
 
これが日本の受験制度が子供たちに要求している能力です。
 
それが子供たちにとって良いか悪いかについての議論はさておき、そういうことに向いていない子供たちにこの習慣を身につけさせるのは本当に難しいことです。
 
好きなことならともかく、受験勉強のように「とにかくやれ!」というようなことを最後までやり抜くガッツを持ち続けなければならないんですよ?
 
ただし、この習慣を身につけてしまえば、大学受験どころか、将来何をするにもとてもパワフルな武器になります。
 
だからこそ、できる人とできない人の差は広がる一方なのです。
 
だってそうでしょう?子供の頃からやり抜くガッツのある人は学歴もついてくるし、やりたいこともどんどんできるようになります。
 
 
 
私は最近になって気づいたのですが、なにかが「できない!」という人の多くは、できないどころかやってみようともしないのです。
 
もしくは、ちょっとやってみて上手くいかないとすぐにあきらめます。全力で取り組む前にやめてしまうのです。
 
そして「自分には才能がない」と言います。
 
だから何かをやり抜いて成し遂げるという経験の積み重ねはとても大切です。
 
小さなことでいいので、お子さんには “やり抜くことでできるようになった” という経験を増やしていく「勝ち癖」をつけてあげましょう。
 
 
 
もちろん、どれだけ努力してもできないことはあるでしょう。
 
でも、これ以上はどうしようもないところまで努力して「できない」と言うのと、ちょっとがんばった程度で「できない」と言うのとでは質がまったく違います。
 
それだけがんばれるのなら、将来、得意なことにその力を使えば何かが得られるはずです
 
たとえ受験に失敗したとしても、全力で勉強に取り組んだ経験は、決して無駄にはならないでしょう。
 
誰もが東大には行けないかもしれませんが、コツコツと勉強する習慣をつけていけば、相応の結果がついてきます。
 
なかなか勉強に身が入らないお子さんも、毎日、漢字をひとつ、英単語をひとつ、計算問題を一題からでもいいのではじめてみましょう。
 
 
 「続・受験勉強とやり抜く力」に続く。
 

 

 

シアーズ博士夫妻のベビーブック

初めて子育てをするご両親に、カウンセラー金内昭人がお勧めする育児書です。出産前にぜひご一読ください。

アメリカで人気の高い小児科、ウイリアム・シアーズ博士と看護師でもあるマーサ夫人による育児書の日本語版。子育ての状況の変化に合わせたアドバイスや医学的な最新情報などを、わかりやすくていねいで、ウイットにも富んだ語り口で折り込み、決定版と言える内容になっています。